最も超熟するヴィンテージと評される2007年

ヴィンテージに関わらず、一貫して第一級シャトーに匹敵するクオリティを維持する、偉大なるサン・ジュリアンの王「シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ」。もし格付けが変更されるようなことがあれば「第一級に昇格されることは間違いない」とまで言われ、第二級格付け筆頭として「スーパー・セカンド」としての立場を堅持しています。

石垣に囲まれたラス・カーズの畑は、高台の最も砂利の層が厚い部分に位置し、排水性の良い畑の特質を武器に、主にカベルネ・ソーヴィニヨンを栽培しています。

2007年は「最も長熟するワインのひとつ」と評されるヴィンテージ。若いうちは他のヴィンテージに比べてやや閉じた印象でしたが、14年の熟成を経てまさに飲み頃を迎えています。黒系果実に杉のアロマ混じり合う美しくピュアなアロマ。しっかりした構造とサン・ジュリアンらしい逞しさがありながらも、アタックは非常に柔らかで優しく、偉大な熟成ボルドーらしい味わいをご堪能いただけます！