熟成を経た上質な味わい

ピション・バロンは街道を挟んでピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドと並んで位置し、ボルドーで最も男性的といわれるシャトー・ラトゥールにも隣接しています。

畑は砂利質土壌の卓越したテロワールを持ち、80年代後半に行われたシャトーの売却と、それに伴うジャン・ミシェル・カーズによる新たな手腕の発揮は、その後の劇的な品質向上に大きく影響しました。

1992年は前半に雨が多く降りましたが、夏場は気温も高く日照時間を十分に確保できた為、程よく成熟したブドウの収穫となりました。強固なタンニンもキレイに溶け込み、熟成による上質な味わいを堪能できる1本です。