幅広い味わいを手掛ける生産者

フランソワ・シデーヌは、モンルイ・シュール・ロワールに17ha、ヴーヴレイに10haのブドウ園を所有しています。それぞれにワイナリーを持ち、年産1万ケースの殆どはシュナン・ブランを使った白ワインです。得意の辛口(セック)から中甘口のドゥミ・セック、甘口のモアルー、スパークリングワインまで幅広く生産する中、セックとドミセックに関しては最もドメーヌの良さを表現しています。独特な透明感、果実味、美しい酸味、ミネラル感、味わいが見事にまとまり堂々とした主張をしています。

その中で、ヴーヴレの名高いブドウ園「クロ・ボードアン」は、ポニャトヴィスキ家から借り受けて栽培・醸造を行っており、凝縮され、張り詰めた感覚が飲み手を捉える仕上がりとなっています」。最高の区画とワインに対する情熱が融合した、まさに芸術的な逸品と高く評価されています。(クロ・ボードアンは2006年8月からシデーヌの所有。)

従来のモンルイやヴーヴレイのイメージを覆す彼のワインは、ワインガイド「メイユール・ヴァン・ド・フランス」に於いて2ツ星の評価を得ています。