蔵元で大切に熟成させていた貴重なバックヴィンテージ！

シャトー・トゥール・グリーズは、グルドン夫妻が家族所有の畑をもとにして、ロワール渓谷のソーミュール地区、ル・ピュイ・ノートル・ダム村に設立したドメーヌです。フィリップ氏は、ロワールにおけるビオディナミ栽培のパイオニアの一人としても知られています。

フィリップ氏は2015年ヴィンテージを最後にワイン造りからは引退、畑は意思を引き継いだ次世代の若手ヴィニュロン達へ譲り、ワイン造りの助言を与えています。現在リリースされているのは、蔵元で大切に熟成させていた貴重なバックヴィンテージです。

こちらのワインは、テュフォーと呼ばれる白亜質石灰岩土壌のテロワールがしっかりと表現されており、蜜を含んだ青リンゴや洋梨などの甘やかな果実の香りが広がります。厚みのある果実味に、レモン、濡れた石を思わせるミネラルと強靭な酸味が調和しており、ドライな余韻へと続きます。すでに飲み頃ではありますが、あと数年は優にこの状態を保つであろう活力溢れる1本です！