ナタリー・ファルメNathalie Falmet75に及ぶシャンパーニュの蔵元の醸造コンサルタントを務め 超新星レコルタン天才女性醸造家、Nathalie Falmet(ナタリー・ファルメ)は75にも及ぶシャンパーニュの蔵元の醸造コンサルタントを務め、 2009年に初めて自身のシャンパーニュをリリースしました。 シャンパーニュのルーヴル・レ・ヴィーニュ村に本拠を置き、 たった3.5haの極小畑からピノ・ノワール100%のブラン・ド・ノワールを手掛ける新進気鋭のレコルタン・マニピュランです。 醸造コンサルタントとしてシャンパーニュの本質を熟知したナタリーが手掛けるシャンパーニュの特徴は、なんといってもピノ・ノワールを主体とする力強さと「ヴィノジテ」と表現されるピノ独特の香味にあります。ピノ主体のシャンパーニュで失われがちなフレッシュ感が、ナタリーの手にかかると、しっかりと残されています。 各誌注目の高評価◆ギド・デ・シャンパーニュ・エ・デ・ゾートル・ビュル 2013年版 ◆財布の紐を緩める価値があるブリュット・ナチュール by ザ・ワシントン・ポスト ◆WAのテイスティング・メンバーの1人、デーヴィッド・シルトクネヒト
ナタリー・ファルメドメーヌ概要ドメーヌの畑の栽培面積は3.5ha。ル・ヴァル・コルネとル・ヴァル・ドロンの2つの単一区画を所有しており、ピノ・ノワールとピノ・ムニエが1.5haずつ、シャルドネが1ha栽培されています。 ブドウの平均樹齢は30-35年。ル・ヴァル・コルネとル・ヴァル・ドロンは隣り合わせのクリマで、どちらも標高は250m、南西向きの傾斜25度のなだらかな斜面。地質は粘土石灰質土壌で、植樹比率は1haあたり9,000本。剪定方法は品種に応じて、シャブリ式、コルドン式、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ式。 ブドウ栽培はリュット・レゾネの原則に則って実践。畑の耕運は年2回実施。ブドウ樹に虫がつかないように春に除草を行うため、下草は生やしません。施肥にはコンポストと果物の皮を使用。夏に摘芯を行いますが、グリーン・ハーベストや除葉は行いません。シャンパーニュでは主流の「偉大な原酒ワインを造るための利点は低収量にはない」という考えに基づきます。この点において、シャンパーニュはブルゴーニュなどのスティル・ワインの産地とは収量に対する観念が大きく異なっているのがわかります。また、ドメーヌのブドウ樹は古樹が多く、ブドウ樹自身で収量が低く制限されるため、人為的な介入が不要ということも理由の1つです。 醸造は、発酵温度を完璧に管理することによってテロワールに由来するあらゆる複雑さと官能的品質を保持することができるため、すべて温度管理機能付きのステンレス・タンクで行っています。 ル・ヴァル・コルネのキュヴェにアッサンブラージュするピノ・ムニエのみは、例外的にバリックで醸造を行っています。 ドメーヌが目指しているのは、上品でエレガントで女性的、そして、常に精彩さを持ち続けるシャンパーニュ。女性らしさがとてもよく現れたやわらかいシャンパーニュです。 コート・デ・バール地区についてコート・デ・バールは、シャンパーニュの南東に飛び地のように広がる栽培地。白亜質の平原のなかに、谷の集まりによって波状に入り組んだ形になった丘陵が広ります。 オーブの丘陵は、石灰質の台地とキンメリッジ階の泥灰土からなる斜面に形成。斜面の泥灰質の土壌は、灰色で石灰質粘土。台地の土壌は硬い石灰岩の上に形成されていて、表土は非常に薄く、溶脱(ようだつ)作用(※)を受けています。 |
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