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無題ドキュメント

シモン・セロス

Simon-Selosse

ジャック・セロスが赤く燃える太陽なら、シモン・セロスは碧く光る月

ジャック・セロス氏(同名RMの現当主アンセルム・セロスの父)の妹、オデット・セロスがクリスチャン・シモンと結婚して誕生したのがこのRMです。アヴィーズを中心としたセロス家の畑も、ジャックとオデットが半分ずつ継承しました。よって、シモン・セロスの現当主フィリップ・シモンは、アンセルムとは従兄弟の関係になります。

両方のセロスを扱う知り合いのロンドンのワイン商いわく、「ジャック・セロスが赤く燃える太陽なら、シモン・セロスは碧く光る月」。

フィリップ・シモンの哲学は、「コート・デ・ブランのシャルドネが持つぶどう本来の繊細な味を、極限までピュアに表現する」こと。「それが、美味しい料理に本当の意味で合うシャンパンであると、信じています」。

「従兄弟は、アヴィーズとRMの振興に大きな貢献をしてくれた」と感謝する一方で、「ただ私自身は、シャルドネを樽発酵すると、ぶどう本来の美点は感じられなくなると考えています」。
実質的にはビオロジーの極めて厳格なリュット・レゾネに早1990年から取り組み続け、完璧なぶどうを育てることに没頭する彼は、醸造については極めてシンプルで原理的な手法を貫いています。

コート・デ・ブランのシャルドネの真実の姿がここにあります。

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