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フランソワ・ビリオン

Francois Billion

サロンの元醸造長が発展させたメニルの極小RM

フランソワ・ビリオンは、メニル・シュール・オジェ村に位置する、栽培面積わずか3haという極小RM生産者です。シャルドネの畑はすべてメニルにあり、現在もサロンにメニル産のシャルドネを提供する、数少ない生産者です。

ドメーヌは、現当主の父であるフランソワ・ビリオンが1959年に創設。その後、彼の弟であり、30年以上にわたって名門サロンの醸造長を務めたロベール・ビリオンに引き継がれ、ロベールはサロンでの仕事と並行して、このドメーヌを牽引、発展させていきました。

ロベールは、「単一品種、単一ヴィンテージ、単一クリマで樽を一切使用しない」というサロンの哲学を信奉しつつも、クリュッグやアラン・ロベールのスタイルである「樽のニュアンス」を加え、対極する2つの哲学の融合を目指しました。

その結果、世界的に有名なシャンパーニュ評論家、リチャード・ユリーンからは「サロンのスタイルといくつかの共通点がある。アラン・ロベールとともにオーク樽熟成の重厚なスタイルを牽引。野生的なスタイルのサロンの香り!」と絶賛されるほどに。また、ワイン・スペクテーター氏ではクリュッグのクロ・デュ・メニルやサロンに肉薄する95点という高得点を獲得。一躍その評価を高めたのです。

現在はロベールの甥にあたる、ジャン・ポール・ビリオンが3代目の当主を務め、ロベールの哲学を職人的気質で守り、ワイン造りを行っています。

フランソワ・ビリオン Francois Billion

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