ドメーヌ・ペイリエールDomaine Peiriere日仏の歴史を体現する、壮大な物語を秘めたドメーヌドメーヌ・ペイリエールは、ナルボンヌとカルカッソンヌの中間にある美しいシャトーの城主、オリヴィエ・ペイリエール氏が率いるドメーヌです。ペイリエール家は、1636年、日本に初めてやって来たフランス人であり、1987年に聖人となった「ギヨーム・クルテ司祭」を先祖に持つ一族です。 クルテ司祭が弾圧されているキリスト教信徒を助けるため、島原の乱の時に日本へ上陸しました。長崎で殉教死した司祭は、「長崎十六聖人」の一人として、静かに祀られています。そして、1987年に日本からの嘆願を受け、バチカンでヨハネ・パウロ2世のもと、長崎の十六殉教者の列聖式が行われることとなり、クルテ司祭へ「聖人の称号」が与えられました。 ラングドックのパイオニアこのような歴史を持つペイリエール家は、1971年にアメリカから初めて収穫機械をフランスに導入、また、ラングドックの地に初めてシラーやヴィオニエを植えた、パイオニア的存在でもあります。 ミネルヴォワの中心、「南仏のグラン・クリュ」とも評されるラ・リヴィニエールにほど近い、アジール村がドメーヌの拠点です。330haという広大な畑を持ち、12種類の品種をそれぞれにふさわしい土壌や気候を持つ土地に植樹し、テロワールの個性が表れたワインを造ります。 栽培は化学薬品を極力使用しないリュット・レゾネで行われ、SO2の量も極少量に抑えられています。 現在は、海外のワイナリーで研鑽を積んだオリヴィエ氏の息子ニコラ氏がドメーヌに戻り、テロワールのポテンシャルをさらに引き出すことを目指し、良質なワインを造り出しています。 |
ドメーヌ・ペイリエール Domaine Peiriere
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