ドメーヌ・ド・ラ・グランジュ・デ・ペールDomaine de la Grange des Pèresラングドックを別次元に押し上げた、圧倒的存在感を放つドメーヌラングドックのアニアーヌに位置するドメーヌ。ワイナリー名にある「グランジュ」とはフランス語で納屋や穀物倉庫を意味します。ヴァイエ家はこの地に1963年に移り住み、ブドウと穀物の栽培を行ってきました。今も残るグランジュは、もともとベネディクト派の納屋として実際に使われていました。1988年にはローランとベルナール・ヴァイエの兄弟が畑を受け継ぐことになります。1992年にドメーヌ・ド・ラ・グランジュ・デ・ペールを設立。黒ブドウはシラー、カベルネ・ソーヴィニヨン、クノワーズ、ムールヴェドル。白ブドウはグロ・マンサン、シャルドネ、ルーサンヌ、マルサンヌを13ha に植樹しています。当時、自社で栽培から瓶詰めまで行うことは、この地ではまだ珍しいことでした。1992年の初リリースから人気を博すこととなり、その話題は一挙に広まりました。その実力は、フランスの老舗大手ネゴシアンのバイヤーに「ドメーヌ・ド・ラ・グランジュ・デ・ペールはラングドックを別の次元に押し上げた」と言わしめたほどです。 ローランはコシュ・デュリ、トレヴァロン、ジャン・ルイ・シャーヴで研鑽を積み、自らのドメーヌをラングドックにおける圧倒的な存在感を放つワイナリーへと見事に昇華させました。全てのブドウ畑はA.O.C. Coteaux du Languedoc に位置しますが、カベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドしていることからVin de Pays を名乗っています。ビオディナミを実践していますが、認証を取得してはいません。ローランが2021年4月にこの世を去ったことは世界中に大きなショックを与えました。ワインの生産は続くようなのですが、ローランが手掛けたヴィンテージは大変価値があります。 |
ドメーヌ・ド・ラ・グランジュ・デ・ペール Domaine de la Grange des Peres
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