マルク・ディ・グラツィアが手掛けるもう一つのワイナリー

世界が注目するエトナのワイン。上質のブルゴーニュを彷彿とさせ、しかしブルゴーニュとは違った「陽」の雰囲気を持つワインに仕上がります。

エトナとは、イタリア・シチリア島の東部にある、ヨーロッパ最大の活火山とその周辺を指します。南のイメージのあるシチリア島にあるため、パワフルでフルーティーなワインと思われがちですが、エトナのワインはそうではありません。ミネラルをたっぷりと含んだ火山灰土壌に、昼夜の温度差が大きい冷涼な気候、そして何よりもフィロキセラに犯されていない樹齢の高いブドウの樹がある唯一無二のテロワールから、エレガントで繊細な味わいのワインが造られるのです。

パオロ・スカヴィーノ、ドメニコ・クレリコなどの気鋭のバローロ生産者を世に送り出し、「バローロボーイズ」のコンサルタントとして知られるマルク・ディ・グラッツィアは、バローロよりもエトナのワインの魅力にとりつかれてしまいました。その彼が手がけたのが、おなじみのテヌータ・デッレ・テッレ・ネーレです。

愛すべきエトナのテロワールを、愛すべき愛娘のために造りたいと立ち上げたのが、こちらのレ・ヴィーニェ・ディ・エリです。2007年に設立し、エチケットはその愛娘エレナが描く絵を使用しています。娘に対する深い愛情が感じられるこちらのワイン、若いうちからも十分楽しめます。