イ・カッチャガッリI Cacciagalli火山岩土壌から生まれる健全なアンフォラ・ワインナポリの北、40kmに位置するロッカモンフィーナの麓で代々、野菜造りとブドウ栽培を続けてきたディアーナ・イアンナコーネ氏。2010年から夫のマリオと共にボトリングを開始したのがカンティーナの始まりです。カンティーナ名でもある「イ・カッチャガッリ」とは、鶏を捕まえるという意味でこの土地の古い名称から取ったものです。この地域は土壌が痩せており、収量は上がりませんが品質の高い農作物が収穫され、古代より「幸せの土地」と称されてきました。しかし、近年では生産効率の悪さから、多くのブドウ畑はヘーゼルナッツに植え替えが進んでいるのが現状です。 所有する土地は35ha。その内の9haがブドウ畑で、全ての畑でビオディナミ農法を導入しています。火山由来のミネラルを多く含む黒い粘土と鉄色の粘土層が折り重なった土壌で、醸造では100%野生酵母で発酵させ、火山岩土壌のアルカリ性を好む土着品種の本来の個性を活かすために厚さ8cmのアンフォラでの発酵・熟成を行っています。若い区画で生命力の弱いブドウはステンレスタンク、樹齢の高いブドウはアンフォラで発酵・熟成させています。そのため酸化のニュアンスを全く感じさせない健全なアンフォラ・ワインを生み出しています。 |
イ・カッチャガッリ I Cacciagalli
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