リオンドRiondo火山性土壌が生み出すソアヴェの個性リオンド社は、協同組合コンソーシアムであるコリス・ヴェネト・ワイングループの分派として2008年に設立された若い会社で、2000人から成るメンバーのブドウで生産されたワインを、イタリア国内および世界中でマーケティングおよび販売することを目的としています。 本来、ソアヴェは火山性土壌の丘から造り出される、ミネラル豊かな辛口のワインでした。1970年代にアメリカ市場で人気が出たソアヴェは、需要に応える為に、栽培地域の規定を大幅に変更しました。栽培面積は本来の丘900haから、平地にまで広げ7000haにしたのです。平地から造られるソアヴェは本来の味わいと全く異なり、結果ソアヴェの評判を下げる事となってしまいました。リオンド社が造り出すソアヴェの殆どは、コロニョーラ・アイ・コッリという丘から産まれます。クラシコ地域ではありませんが、ソアヴェに存在する33の特級畑の1つである、モンテ・ディ・コロニョーラのある場所です。もちろん、クラシコ地域と同じ火山性土壌です。 環境にも優しい発酵タンク「ガニメデ」このタンクは、発酵時に最大限にその力を発揮します。ブドウが発酵する際に発生する二酸化炭素を用いて、密閉した容器の中で、連続的に均等に液体を撹拌する事が可能な装置で、色素をしっかり摘出し、まろやかなタンニンのワインに仕上げます。また密閉している事で、衛生的にも優れており、酸化のリスクも無いので、亜硫酸塩(酸化防止剤)の使用量も抑えられます。必要なのは自然発生する二酸化炭素のみで、電気などの動力に頼らなくても良いという、まさにエコなタンクなのです。 |
カンティーネ・リオンド Cantine Riondo
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