1960年代より続くランティカ・クエルチャはコネリアーノ地区スコミーゴ村に根差した家族経営ワイナリーです。ブドウ畑の丘の上に実際に植わる2本の大きな古い（アンティカ）樫の木（クエルチャ）が名前の由来。古来より集落の人達はこの大きな木の下で集い、語らっていたという地域の象徴的な存在であり保護に努めています。所有する地続き25haの畑のうち20haにブドウ、後はオリーブ、ザクロ、そして肥料として様々なカバークロップを植えています。自然との調和、環境の保全、生態系の保護を何よりも重視し2007年よりオーガニック、さらにビオディナミを実践しています。 スコミーゴはヴェネツィアと山岳地帯ドロミーティの中間地に位置し、冷たい山風の通り道である事、そして石灰質が強い土壌の丘陵斜面で採れる小さめな房のグレラがフレッシュさ、エレガントさを与えています。自社畑で丹念に育てた葡萄のみを使用し、100％手摘み収穫、天然酵母による発酵を行っています。