マヌエル・プルチーニManuel Pulciniトスカーナのビオディナミの新星マヌエル・プルチーニはトスカーナのルッカ近郊にある耕作放棄されたブドウ畑を借りて、2017 年に自身のワイナリーを設立しました。両親がローマ郊外に小さなカーヴを所有していたため、小さい頃からワインが身近にあり、自然にワイン造りに関心を持ったマヌエルはピサ大学でワイン醸造学の学位を取得。その後、モンタルチーノのフォンテレンツァなどのビオディナミを実践するトスカーナの幾つかのワイナリーで働き、ビオディナミとナチュラルワイン造りへと惹かれていきました。 彼が目指したのは、古代の価値の発見、本物の農業、自然なワイン醸造を通して、現代人が忘れてしまったライフスタイルと、ブドウ畑を継承していくための新しいワイン造りのプロジェクトでした。このプロジェクトを通してマヌエルは伝統的な農業と現代の世界をつなぐ架け橋になりたいと考えています。 自然の四大元素『水・風・火・土』を象徴するワインマヌエルは、酸とミネラル、フレッシュ感がある飲みやすいワインを目指してワイン造りを行っています。ワイナリーの畑は標高がそれほど高くはなく(約300m)、ミクロクリマによる要因よりも、的確な収穫日と最高の房の選択によってこの目的を実現しています。そして、「水と風と火と土」を地球上に存在する自然の四大元素と捉え、この四つの要素を象徴するワインを造っています。マヌエルの造るワインにはどれも酸とミネラルと冷涼感があり、特に白ワインは、従来のイタリアにない新時代のフィネスとエレガンスを感じさせる味わいが感じられます。 *四大元素説:万物は水風火土(地)の四つの元素から成り立っているという思想。古代ローマやギリシャ時 |
マヌエル・プルチーニ Manuel Pulcini
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