有機文化から生まれるカッペラ・サンタンドレア

カッペラ・サンタンドレアのカンティーナはトスカーナ州シエナ県、人口8,000人ほどの「イタリアで最も美しい中世の『塔の町』」と言われ、歴史地区としてユネスコ世界遺産に登録されたサン・ジミニャーノの真下に位置します。標高300mに自社畑を所有し、わずか8haという小規模生産者です。現当主であるフランチェスコは「ビオディストレット・サン・ジミニャーノ」という、有機栽培を基本として地域の栽培農家や、住民、観光に携わる人など各種団体が、有機を推進し、有機の文化を根付かせ、経済的にも発展していくことを目指している団体の共同創設者の一人です。フランチェスコは次世代のために現環境を保存することが責任のひとつであると考えた結果、オーガニック栽培を実施しています。

土壌は、鮮新世時代の化石など混じっていて粘土や石灰、ケイ素や凝灰質の構成でできています。

サン・ジミニャーノ原産の品種ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノから造られる白ワインは、フレッシュでフルーティかつ繊細でバランスの取れた親しみやすい白ワインです。ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノは、ダンテ「神曲」、ボッカチオ「デカメロン」など数々の歴史的な文献に登場。豊かなミネラル感が魚介やシーフード料理との相性がよく、後味にアーモンドのような程よい苦味があるトスカーナを代表する白ワインです。