サンジョヴェーゼから造られる稀少なヴィン・サント

サンジェルヴァジオは1990年初頭に設立した、トスカーナ州では新興地域のピサの造り手です。天才醸造家ルカ・ダットーマをコンサルタントに迎え、当初から有機栽培にこだわりを持ったワイン造りを行っています。400haの敷地は森のまま残し、その内の20haのみをブドウ畑にするという徹底したビオロジックを実践しています。

こちらのオッキオ・ディ・ペルニーチェは、ヴィン・サントとしては珍しくサンジョヴェーゼのみで造られています。液体の色が山うずらの瞳の色に似ていることからその名が付けられました。

収穫後は4～5カ月間陰干しを行い、新樽のカラテッロ(112L)で発酵させます。その後、同じ樽の中で最低120カ月(10年)の熟成期間を設け、瓶詰後さらに1年間熟成してからリリースされます。

非常に豊かな香りに加え、タバコ、ドライフルーツ、カラメル、チョコレートなどの豊満な味わいが余韻まで非常に長く続きます。

2006年がファーストヴィンテージで、年間生産量800本という極少数の中、日本には60本のみ入荷という大変稀少な逸品です。