サン・ファビアーノ・カルチナイアSan Fabiano Calcinaiaキャンティを知り尽くした男、カルロ・フェリーニ氏の極上キャンティ私はここぞと思うワイナリーに、自分が理想と考えているブドウの仕立て方で、畑そのものから作り直すようにアドバイスし始めたんだ。」これは、イタリアワイン界スターエノロゴ、栽培技術者でもあるカルロ・フェリーニの言葉。今では素晴らしいワインを造るにはまず、素晴らしいブドウ、そして良い畑がなくてはならないというのは当たり前の様な話ですが、20年程前にはトスカーナは「大量生産の時代」でした。そこからキャンティ・クラシコの改革を行い、キャンティの格を向上させたのはこのカルロ・フェリーニと言っても過言ではありません。そんな彼が手掛ける、サン・ファビアーノ・カルチナイア。 このワイナリーの誕生は、ミラノで金融関係の仕事に就いてたオーナーのグイード・セリオ氏は、1983年に幼年期を過ごしたカステッリーナにワイナリーを購入したのが始まりです。ワイン造りは人に感動を与える仕事だと考えるセリオ氏は、1990年、当時キアンティ・クラシコ協会の専属醸造家であったカルロ・フェリーニ氏の推薦で、モンタルチーノのワイナリーで手腕を発揮していたロッコ・ジョルジョ氏を責任者に迎え入れて、本格的なワイナリー改革に着手をしました。 カルロ氏は次のようにも話しています。「当時のトスカーナ州、いやイタリア全土で、ブドウ畑のほとんどが古い考えによる木の仕立て方で、ブドウの手入れと管理が全くなされず、古木がただ並んでいるだけだった。」 このように素晴らしい畑でありながら、みなそれを活かしきれていなかったのです…。 荒れ果てた畑のブドウを植え替え、醸造設備を一新、全てに妥協することなく改革を行うことで、サンファビアーノの可能性を最大限に活かしたブドウ造りが可能になりました。サンファビアーノ・カルチナイアには2つの畑があります。一つは、1983年に購入したサン・ファビアーノの畑。そして、もう一つは、1988年に購入した、クリュのチェッロレの畑です。 「サン・ファビアーノ」は標高約250m、キャンティエリアでは最も良いとされるガレストロに粘土が含まれる土壌で、キャンティクラシコに使われるサンジョヴェーゼの他、カベルネやシャルドネが栽培されています。 また、カステッリ―ナ地方で最も良い畑とされる「チェッロレ」は標高450m、キャンティを知り尽くした男カルロ氏が「トスカーナの中で最高のクリュ」と惚れ込んだ畑です。 改革を初めて8年。1998年のガンベロロッソガイドでそれまで全く知られていなかったこの小さなワイナリーで造られたチェルヴィオーロ・ロッソ1996年が、最高評価の3ビッキエーリを獲得。その後も連続で受賞。 畑の植え替えを行った、キアンティ・クラシコ リゼルヴァ「チェッロレ2001年」もワインスペクテーター誌において、キアンティ・クラシコ史上初の95点を獲得し、アメリカ市場でも一躍有名になりました。 近年でも毎年評価は高く、ワイングロッサリでのプロ向けセミナーでは、味と価格に厳しいイタリア料理のシェフに絶賛! 皆さんケースでご注文いただくという嬉しい結果となりました。 「コストパフォーマンスが素晴らしい!」とプロも認めたカルチナイアのワイン、ぜひお試しください! |
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