ロベルト・ヴォエルツィオ~超低収量の凝縮したブドウから造られる究極のワイン~ ネッビオーロ ロベルト・ヴォエルツィオのフィロソフィロベルト・ヴォエルツィオの創業は1986年。場所は、バローロで名高いピエモンテ州ランゲ地方の「ラ・モッラ」。畑には1haあたり6000~8000本の樹を植え、最上のバローロで使用するブドウに関しては、1本の樹から僅か500~700gのみという超低収量の栽培を行っています。その年の天候や収穫状況によって生産量が変化するため、低収量にこだわることは大きなリスクになりますが、それでもより高い品質のワインを生み出すために、揺るぎない信念と哲学のもと、徹底した栽培管理が行われています。 栽培化学肥料や除草剤、殺菌剤、防カビ剤など、ブドウの樹やブドウの実の生育サイクルに干渉するような薬品は一切使用しません。常に畑の状態に気を配り、必要なときに必要な箇所のみ、手作業で牛糞や腐葉土などの天然肥料を施肥するというこだわりよう。ブドウの樹は冬期剪定時に5~8芽のみ残し、7月に行われる最初の間引きで50%以上の房を取り除き、1本の樹あたり5房だけを残します。さらに8月に行われる2回目の間引きでは、ブドウの房の下部分を切り落とし、熟度が高く充実した上の部分のみを残すという徹底ぶり。これにより、1本の樹あたり500~1500gという、超低収量のブドウを得ることが出来ます。また、そうして得られるブドウは、常に熟し健全で、糖度の高さやアロマの豊かさなど、ブドウ本来の持つエネルギーが極限まで高められています。 醸造アルコール発酵は10~30日間。セラー内の天然酵母により自発的に始まります。さらにマロラクティック発酵をステンレスタンクで行ったあと、ドルチェットとバルベーラを除く全てのワインをオーク樽に移します。ボトリング時に添加する亜硫酸塩については、法律で定められた上限値の50%以下しか添加せず、ワインそのものには一切添加しません。自然の持つ力が遺憾なく発揮された凝縮されたブドウを、可能な限り自然な形でワインに仕上げることで、その圧倒的なエネルギーがボトルに込められることになります。 |