ジャコモ・バルベーロGiacomo Barbero現地で注目株の若手生産者2016年がファーストヴィンテージとなるジャコモ・バルベーロ社の歴史はまだ若いですが、オーナーを務めるジャコモには4世代に渡るエリートの血が刻まれています。1900年代初頭、ジャコモの曾祖父にあたるジョルジョがロエロでブドウ栽培を開始した事からスタートします。ここでバルベーロS.p.aが設立され、ジョルジョは8人の子どもと共に事業を拡大し、巨大なワイナリーへと成長を遂げていきます。その後、リキュールやベルモットの会社と合併し、1990年にはバルベーロ・グループとしてグローバル企業にさらに拡張。2003年はカンパリS.p.aの傘下に加わり、地元では有名なサラブレッド家系として知られています。ジャコモはまだまだ若い生産者ですが、現地での注目度は高く、またセンスの良さが光るワインを生み出しています。 誰もが購入したいと願う特別な「特級畑ヴァルマッジョーレ」ロエロ地区の最大の特徴は砂質土壌です。ビーチの白浜がギュッと詰まったような畑で、貝殻の化石がゴロゴロとしています。太陽の光を反射させ、熱を蓄える事ができる砂質土壌の畑は、ブドウの熟度を高めます。夜でも表土が蓄えた熱を発し続けるため、昼夜の寒暖差が小さくなり、ブドウの酸度は低くなり、フルーティーさが特徴的なブドウに育ちます。この土壌で育ったブドウを用いたワインは、華やかな香りがあり、軽やかで繊細。早い時期から楽しむ事が可能な味わいになります。 誰もが購入したいと願う特別な「特級畑ヴァルマッジョーレ」を2015年に購入。有名な話では、バローロの銘手ルチアーノ・サンドローネがこの畑のブドウをどうしても使いたくて、畑名を冠したネッビオーロ・ダルバ・ヴァルマッジョーレを造ったと言われる程、特別な区画として認識されています。今でもブルーノ・ジャコーザを始め、多くの生産者がこの区画を特別視したワインを造り出しています。ジャコモ・バルベーロはこのヴァルマッジョーレに3haの畑を所有しており、アルネイズ、ファヴォリータ、ネッビオーロを栽培。森に囲まれた急勾配の一枚畑は、他の生産者からの影響を受けず、森からの自然のエッセンスを得る事ができる、まさに特別な区画です。 |
ジャコモ・バルベーロ Giacomo Barbero
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