ラ・キアーラLa Chiaraコルテーゼという品種を知り尽くしたガヴィのスペシャリストラ・キアーラは、1912年にベルガリオ親子によって設立され、以降4世代にわたって引き継がれる家族経営の小さなワイナリーです。ファミリーはガヴィのスペシャリストであり、現当主の祖父は高品質のガヴィの優良生産者として世界的に有名な「ラ・スコルカ」の元醸造担当者です。コルテーゼという品種を知り尽くしており、小規模生産者ならではの醸造方法を駆使して、非常に酸化に弱いことで有名なこの品種を酸化させることなく、美しく高品質な果汁を得ています。 ガヴィのアイデンティティを表現したワイン畑はガヴィ・ディ・ガヴィ(正式にはガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィ)を名乗れる由緒正しい区画に位置しており、大きく分けて3つのエリアに計28haを所有しています。ガヴィのエリアは非常に複雑な土壌が入り混じっている地域です。ロヴェレートにある標高300mを超える山の中は石灰岩が目立つ白い畑であるのに対し、カンティーナの周りは赤土が混ざる粘土質の土壌。同じ地域でも全く異なる個性が存在することがガヴィという地域の面白いところでもあります。生産者によっては、土壌毎にワインを造りだすこともありますが、キアーラではそれぞれのエリア毎にタンクを分けて醸造し、アッサンブラージュすることで、調和のとれたガヴィのアイデンティティを表現したワインを造りだしています。 シーンによって使い分け!3つのスタイルのガヴィキアーラが生産するガヴィは、3つのスタイルに分けられています。1つ目は、ガヴィのアイデンティティを表現したクラシックなワイン。アペリティフから軽い前菜などに合わせて活躍できるタイプです。2つ目は、2日間だけマセレーションを行い、コルテーゼのもつアロマと個性を表現したエチケット・ネッラ。リッチな魚介類にも負けない力強さがあります。3つ目は、バリック熟成によって若干の酸化を促しながら深みを表現したグロッペッラ。赤身肉のメインディッシュに合わせても遜色のない味わいに仕上がっています。 |
ラ・キアーラ La Chiara
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