フランス研修最後の訪問先は、数あるシャンパーニュの中でも圧倒的な安定感と品質の高さを誇る「シャルル・エドシック」。
こんにちは！業務スタッフの伊達です！
ランスの街からほど近いエドシックまでは車で行きました。入ってまず驚いたのは広大な庭園に華やかな応接室です。さすが大手メゾンの風格が漂い圧倒されました！初めに応接室で広報担当の方から、メゾンの長い歴史を伺いながら試飲させていただきました。若い物から熟成された物まで、 どれも非常に綺麗で複雑、繊細な作りをされていました。
庭園を軽く散歩し養蜂箱を見た後、長い階段を下りると、広がるのは地下20メートル以上に驚くべき広さと高さを誇る白い空間、美しい巨大カーヴが目の前に現れました。入口で石灰質の白いチョーク層がむき出しになった壁面は手で触れると、し っとりと冷たく、澄んだ空気を吸うだけで石灰質の香りを感じました。気温はおよそ11度、湿度は90％に保たれています。この美しい自然の巨大セラーには約40万本のワインが保管されています。
暗く静かな地下にはたくさんの小部屋があり、それらはすべて迷路のようにつながっています。一つの村のようなクレイエールでは実際戦時中にはここに村人たちが住み、幼稚園や病院などにも通じていたそうです。
長期間の瓶内熟成が可能で、奥には1955年以降のヴィンテージワインが貯蔵されています。
非常に広い空間ですが、貯蔵されているワインはまだまだ余裕がありました。たくさん作ろうと思えばいくらでも作れるが、そうしないエドシックの品質へのこだわりなのだろうと思います。ここで眠っているワインを見て、エドシックの歴史とロマンを感じ、ボトル一本一本がより貴重なものに思えました。
皆様は大手メゾンにどのような印象をお持ちでしょうか？
私は、大量に作られる場合は、少量生産に比べてどこか品質が劣るようなイメージがありました。
しかし先にも述べた通り、造ろうと思えばもっと造れる所を、あえて少ない生産でとどめているということをとっても、品質への追求、こだわりが注ぎ込まれているのだろうと感じました。 実際、それは味にも現れています。スタンダードキュヴェでも高い品質を誇る安定感がありますが、ヴィンテージキュヴェになると、さらに芳醇で奥深く、洗練された味わいです。
期間限定の販売時には是非お試しください！
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