フランス研修九軒目の生産者は「ルネ・ジョフロワ」!

こんにちは!ショップスタッフの瀬尾です!

突然ですがみなさま、「キュミエール村」をご存じでしょうか?

シャンパーニュの中でも抜群の日照量を誇るこの村は、マルヌ川の輻射熱の影響もあり、シャンパーニュで最も早く収穫が始まります。このテロワールのおかげでブドウはしっかりと熟し、凝縮感に富んだ素晴らしい品質に。シャンパーニュ地方にありながら、美味しい赤ワインをも生み出すことができる特異な場所としても有名です!

そんなキュミエール村に1600年以来の歴史を持つ、生粋のシャンプノワ・ファミリー「ルネ・ジョフロワ」にお邪魔いたしました(^^)!

当主のジャン氏の娘であるサシャさんが案内してくださいました。太陽のように明るいサシャさんは、一年間シャルル・ラショー、2年間ユベール・ラミー、その他合わせて5年間の修業を経て、昨年12月にシャンパーニュに戻ってこられました。

畑を回りながら、ブドウの品種ごとの個性、仕立てや剪定方法の工夫など、たくさんのことを語ってくださったサシャさん。

1926年に植えたピノ・ノワールは、深く深く根を張っているため、今でもたくさんのブドウの実をつけます。

ブドウの中のフェノール類と糖分がバランスよく成熟するよう、茎を長くのばしたり、温暖化の太陽から守るため葉を多めに残したり…ひとつひとつのアプローチは驚くほど細かく丁寧。

アルザスのマルセル・ダイスで影響を受けたジャン氏が植えた混植の畑では、当初まちまちだった色々な品種のブドウたちの収穫期がだんだんと合ってきたといいます。そんなことがあるんだね~とスタッフ一同びっくり!

樽から試飲したブラン・ド・ローズは、シャンパーニュになる前のワインの状態。にもかかわらず、ロゼワインとしても完成され、シャンパーニュのニュアンスを感じる味わいで驚きました。ふつうはもっと酸っぱくて硬いものなのに…。

醸造所では、いまでもクラシックな古い圧搾機を使用。あくまで醸造はシンプル、特別なことはしていないと言います。ただ、そんなシンプルな方法がとれるのも、偏にブドウが健全な証拠です。

試飲したシャンパーニュは、どのキュヴェからも共通してブドウのエネルギーをひしひしと感じました。凝縮感のある果実に硬質なミネラル感と複雑なニュアンス。力強いのにエレガント。

飲みながら、畑の様子が頭に浮かびました。ジョフロワが語る「何よりも栽培を大切にしている」という言葉が、すべてこの味わいに表れていました。

特に印象に残っているのが「コンプランテ レ・ズートラン(2016年ベース)」。

ソレラシステムをマグナムボトルで行うというイメージで造りだした個性的なシャンパーニュ。硬質で個性的なミネラル感、鋭角でクリスタルのよう。ドザージュ無し、樽なしで、土地の表現が最大限なされた一本です。

テロワールとブドウのエネルギーを感じるジョフロワのワイン、ぜひ一度お試しください🍷

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