フランス研修七軒目の生産者は「セガン・マニュエル」!

こんにちは!ショップスタッフの瀬尾です。
皆様、セガン・マニュエルをご存じでいらっしゃいますでしょうか?ワイングロッサリー歴の長い方にはおなじみの生産者ですよね!

元はサヴィニーに1720年に設立された老舗中の老舗。そのため周りが羨むようなベスト区画を所有しています。七代目ピエール・セガン氏の造るワインは、「ブルゴーニュの隠れた逸品」として愛好家たちから評価されていました。そんな老舗ドメーヌですが、後継ぎ問題で存続が危ぶまれる事態に…。そんなセガン・マニュエルを救ったのが、現在の当主「ティボー・マリオン氏」。ボーヌで10世代続く名門のネゴシアン「シャンソン家」の息子であり、独立を模索していた彼は、この名家を引継ぎ、より良くしていくことを決心します。

ティボー氏が造るワインは、非常に細やかな心遣いの積み重ねにより、しなやかでテロワールの違いがはっきりと感じ取れる味わいに仕上がっています。そしてそんなワインの造り方同様、とても細やかな心遣いに溢れた方でした…!

ワイナリーの見学前にランチもご一緒させていただきました!緊張気味の私たちにも、気楽に、非常に親切に接してくださったティボーさん。ボーヌで一番古いというレストランでは、シャンピモンの2019年をご馳走になりました。艶やかで柔らかく…うっとりするような味わいでした(*^^*)

ワイナリーに到着しセラーに入ると、まず卵型のコンクリートタンクが目に入りました。樽よりも空気との接触が少なく、よりフレッシュさを残したいときに使用されるそう。

温暖化の影響をもろに受けているブルゴーニュ。そんな中で、ブルゴーニュらしい味わいやテロワールを表現するために、こういった新しい設備や、全房での発酵(房のタンニンがフレッシュさを与えてくれ、バランスが取れるそう)、もとい収穫のタイミングの見極めなど、いろいろな工夫をされているのだと教えていただきました。

《ヴィンテージ情報》

2020年

「2020年は暑い年だったが、分析してみると意外と酸が高かった」と語るティボー氏。そのため熟成の可能性も感じるとのこと!

2021年

土壌の栄養によってよい成熟をした年で、テロワールの個性が良くわかるお気に入りの年。難しくはあったが、クラシックで素晴らしい味わいになったといいます。

2022年

暑い太陽の影響を受けた年ですが、石灰岩の影響を受けた場所はフレッシュさの残る味わいになったそう。これからのブルゴーニュのクラシックなヴィンテージになるのではと語られていました。

《試飲》

それぞれのテロワールがはっきりと感じられる、凝縮感がありながらもエレガントで旨みを感じるスタイル。ブラインドで出していただいた「Beaune Clos des Mouches 1er 2022」は、ワイナリー内ではグラン・クリュ的な扱いとのことで、まさしく別格な美味しさ!熟成させたい~

たくさんのワインを惜しげ無く試飲させてくださり、余すことなくワインについて語ってくださったティボー氏。
日本で飲んでいたころから、美味しいのにお手頃価格で大好きなワインでしたが、今回訪問してもっと思い入れのあるワインになりました!

私のオススメはやっぱりシャンピモン♪

みなさんもぜひ飲んでみてくださいね(^^)

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