こんにちは!ショップスタッフの瀬尾です。

今年の五月、スタッフ三名&社長で、フランスへ研修に行ってきました! ブルゴーニュとシャンパーニュの一流の生産者から直接伺ったお話や、 醸造所を見学した感想を皆様にお伝えできればと思います♪

一日目に訪れたのは、ピュリニィ屈指の生産者「エティエンヌ・ソゼ」!

古くからブドウ栽培を行ってきたソゼ家。1935年頃からワイン造りの歴史を持ち、創立時からピュリニィ・モンラッシェ最高峰の味わいを生み出すとして名声を高めてきました。現在では四代目のエミリー氏とその夫であるブノワ・リフォー氏が次世代を担っています。

ピュリニィ・モンラッシェの二大巨頭の一角と呼ばれるソゼのワインは、密度がありながら柔らかく、美しく溶け込んだ樽の風味と硬質なミネラルが際立つ唯一無二のスタイル。その人気により、見かけることすら難しい超一流生産者です。

ブルゴーニュのワインを飲み始めた頃に、「ピュリニィのシャルドネって、こんなに美味しいんだ!」と衝撃を受けたのが、ソゼのピュリニィ・モンラッシェとの出会いでした。

それからすっかりファンになり、今回訪問できるとあって心から楽しみにしていました。

裏手にすぐ畑があるソゼの醸造施設。バラや牡丹が咲き誇る庭と、バッカスの像が出迎えてくれました。館内にはソゼの味わいを特徴づける重要な樽が並ぶセラーに加え、畑に臨む大きな窓が特徴の美しいテイスティングルームが備えられています。

現当主のブノワさんは、キラキラと輝いた瞳が印象的な、快活でエネルギー溢れる紳士!現在ではジュラにも醸造所を持たれているとのことで、どんな味わいなのかとっても気になります。

ちょうど、今は2023年をセラーで熟成させているところ。春は気温が上がり、雨も少なくとても順調でしたが、成熟期には天候が良く変わり、その対応に追われた年だったとのこと。ブドウの実はなかなか成熟しきらず、収穫の時期を見極めるのに苦労したそう。ですがそこはさすがソゼ。経験と分析により最適な時期に収穫を行い、結果的にはバランスが良く、きれいな果実味をもったヴィンテージに仕上がるだろうと語っていました。

ピュリニィ村名からシャン・カネ、コンベット、一級格ですがドメーヌ内ではグラン・クリュとして扱われているフォラティエール、そしてビアンヴィニュ・モンラッシェにバタール・モンラッシェなど…どのワインもまだまだ熟成中にも関わらず、凛と張ったミネラルと酸があり、高い密度がありながら繊細な、ソゼの真髄が既に表れていました。

その後、建物のすぐ裏手にある畑で剪定の様子を見せていただきました。目にもとまらぬ速さで、不要な葉や枝を取り除いていくブノワさん。一度始めるとなかなか止まらず、「いつもこうして夢中で手入れをしてらっしゃるのだな…」と思わせる集中力でした。

そんな作業をした畑を見下ろしながら、芸術的なテイスティングルーム内でいただいたのが2022年のワインたち。暑い太陽の影響も感じられますが、しっかりとした酸があり、高い位置で美しくバランスが調和しています。それぞれのテロワールの違いがしっかりと表れていて、勿論寝かしてもいいですが、すぐに飲んでも美味しい!と感じられるのではないでしょうか。ブノワさんは、「今の時代のクラシックヴィンテージになるんじゃないかな」と語っておられました。

やっぱりすごい…。今の状態でも美しいワインですが、これが熟成した時の味わいは、もう想像するだけでうっとりしてしまいます。

なかなか飲めないソゼですが、幸運にも訪れた機会は絶対に逃したくない!と改めて思った瀬尾でした(>▽<)

エティエンヌ・ソゼのワインはこちらから!

2021年は収量こそ激減しましたが、品質は素晴らしい特別なヴィンテージ!ブルゴーニュワインが好きな方にこそお勧めしたい、冷涼でクラシックな味わいを楽しめる貴重な年です。

フランス訪問の記念に特別にご用意したセットです♪ぜひお早めにどうぞ!
※完売の場合はご容赦ください。

私はドイツ担当でリースリング大好きですが、ブルゴーニュはまた別格、と思わされる体験でした♪

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