こんにちは!ショップスタッフ奥です。

先日、フィリップ・ル・アルディ- Philippe le Hardi-のディレクターを務めるジャン・フィリップ・アルシャンボーさんがワイングロッサリーにご訪問、スタッフ向けミニセミナーをしていただきましたので、レポートします!(^^)!

ブルゴーニュ公国の初代公王、フィリップ・ル・アルディ(豪胆公)は

「ブルゴーニュの畑からガメイを引き抜き、より高貴なピノ・ノワールを植えるように」

と奨励したのだそうです。この勅令はその後のブルゴーニュにとってたいへん画期的なものとなりました。今日の素晴らしいブルゴーニュの歴史はこういったところから発展しているのですね👀

当時はディジョンに玉座を置いていたフィリップ豪胆公ですが、 公王が所有していた城のひとつに、サントネイ村の”シャトー・ド・サントネイ”があり、人々は愛着を込めてこの城を、”シャトー・フィリップ・ル・アルディ”と呼んでいます。

 長らく「シャトー・ド・サントネイ」という名前でリリースされていたのですが、2021年よりブルゴーニュ公国の初代公王「フィリップ・ル・アルディ」の名を冠して新たな歴史をスタート!所有する畑のある17のアペラシオン、赤・白合わせてグラン・クリュが2種類、プルミエ・クリュ17種類、モノポール2種類をもち、計43ものワインをそろえる圧巻のラインナップを誇るブルゴーニュでも少数の大手メゾンです。

因みに、シャトー・ド・サントネイの名前でリリースしているときは、ラベルに“ヴォルネイ”とあってもサントネイ村のワインと間違えられることがよくありました。ジャンさんのお嬢さんでさえ「これはサントネイ村のワインなの?ヴォルネイ村なの?どっち??」と突っ込まれることがあったそうです。 “フィリップ・ル・アルディ”への変更は世界中の顧客からも賛成の声が多いそう♪

この20年間、ドメーヌでは環境に配慮した栽培を実践し続け、広大な畑にも関わらず、”カリテ・フランス”と”テラ・ヴィティス”の認証を受けたビオロジック栽培を実践。相当な苦労があるのでしょうが、品質向上のみならず、環境保護と生物多様性を尊重することで持続可能な畑の生命力がより強化されることを実践されています。

常に情熱と正確さをもって取り組み、各クリマの豊かさを表現するために、それぞれのワインに合わせた“テーラーメイドのワイン造り”を行っています。

試飲ワイン

 ・サン・トーバン アンヴェスヴォー ブラン 2021

素晴らしいミネラルを備えた白ワイン。尖ったところはなく、とてもスムースな飲み心地。

厚い粘土+石灰岩の非常に優れた土壌。丘陵の一番下の区画。15%新樽、残りは旧樽。

今まで偉大なブルゴーニュの白といえば、ピュリニィ・モンラッシェ村、サシャーニュ・モンラッシェ村、ムルソー村の3つでしたが、近頃4つめに注目されているのがサン・トーバン村。ブルゴーニュワイン好きなら押さえたいワインです!

・メルキュレ ルージュ ヴィエイユヴィーニュ 2021

3つのシングルヴィンヤードをブレンド。平均樹齢32年。

21年はブドウの芯まで凍る酷い霜害にあったが、質的にはクラシックでブルゴーニュらしいピノが出来た素晴らしい年。新樽率10%。柔らかく綺麗な果実味が嬉しくなる美味しさでした♪

・ジュヴレ・シャンベルタン 2022

クロドベーズと200mしか離れていない、良い立地の区画。1.1haしかなく、2樽、50ケース分しか作れないそうです。

こちらはまだ販売前ですが、今回のために特別にボトリングして持ってきて下さいました。既にバランスも取れてて素晴らしい芳香と味わい!

2022年は赤白ともに素晴らしい偉大な年になったそうです。今後のリリースが楽しみでなりません(^^)

最近販売開始された2021年はブルゴーニュらしいエレガントな味わいで、ブルゴーニュ好きにはぜひお試しいただきたいワインです。

●フィリップ・ル・アルディのワインはこちら

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