世界を驚愕させてきた天才醸造家「フランシスコ・ベティッグ」「ヴィーニャ・エラスリス」のワインメーカーとして20年間従事し、チリワイン史上初となる「100ポイント」のワインを3度も生み出してきた天才醸造家、フランシスコ・ベティッグ。2016年にはワイン・エンスージアスト誌の「世界最優秀醸造家」にノミネートされ、2011年、2017年、2018年には「チリ最優秀醸造家」に輝くなど、世界にその突出した実力を見せてきた彼が、ついに自身の名を冠したドメーヌ「ベティッグ」を立ち上げました。フランシスコとともにドメーヌの夢を叶えるパートナーとして立ち上がったのが、エラスリスで長年共に働いてきた盟友、カルロス・デ・カルロス。彼らの大好きな品種「ピノ・ノワールとシャルドネ」にフォーカスし、ベティッグ家の故郷であるチリ最南端マジェコ・ヴァレーのトライゲン村で、希望に満ちた彼らのストーリーが動きだしました。 MWティム・アトキン氏は、2018年チリスペシャルレポートにおいて既に、ベティッグのシャルドネを「ホワイトワイン・ディスカバリー・オブ・ザ・イヤー」に選出しており、ピノ・ノワールにおいても2018年のトップワインの1つとしています。また、ワインジャーナリスト山本昭彦氏も「ブルゴーニュ愛好家は見逃すと損をする」と称賛しており、まさに「聖域の美」へと昇華した別次元のワインと言えます。 ピノ・ノワール&シャルドネの新たなフロンティア「マジェコ・ヴァレー トライゲン村」首都サンティアゴの南650km、アラウカニア地区にあるチリ最南端のヴァレー「マジェコ」。チリ富士と呼ばれる活火山のジャイマ山をはじめとした美しい山々、森、湖が広がる景勝地です。ワイン産地の中では最も南極に近く、真夏の平均気温は27℃程で、積算温度もブルゴーニュより冷涼です。中央部のセントラル・ヴァレーより日照量が約25%少なく、ピノ・ノワールやシャルドネといったブルゴーニュ品種の栽培には最適なクールクライメット・リージョンとして近年注目されています。 畑は寒冷地の中でもしっかりとブドウが熟す比較的温かい内陸部を選び、植樹の際には、ブルゴーニュの有名な地質学者、フランソワーズ・ヴァニエ・プチ氏に依頼して徹底的な土壌の調査を行いました。畑の土壌は、火山灰の風化で生成された有機物の少ない痩せた赤い粘土質と、カルシウムを多く含み水はけの良さをもたらす火成岩で構成されており、気候だけではなく土壌に関してもブルゴーニュに近いことが特徴です。 長い経験とワインへの愛情がみえるこだわりぬかれた栽培と醸造栽培は除草剤を一切使用せず、なるべく自然な形で行うリュット・レゾネを慣行。また、年間降水量が1,084 ㎜と十分な雨量があるため、一部の畑では、植樹開始時からドライファーミングを行っています。区画によって、樹がある程度育ち根が張ってからは、全ての畑でドライファーミングを行うことが可能になり、よりテロワールの個性が鮮明に現れてゆくワインが造られることが期待できます。 所有畑以外にまだ自らのワイナリーを作る余裕がないことから、アルト・マイポにある某有名フランス系生産者の醸造設備を借りる形(独立し完全分離した形)でワイン造りを行っています。手摘みされたブドウは、陽が落ちて寒くなる夕方18時以降から収穫を行い、深夜、リーファートラックでブドウを10~12℃に冷やしてアルト・マイポにある醸造所まで運びます。到着後もブドウは綺麗な状態のまま保たれており、潰れて果汁が漏れていることはありません。 シャルドネは酵素を一切加えずに、自然な澱落としだけによる清澄。発酵においても自然酵母のみを使用し、澱引きを行わずマロラクティック発酵を行います。シャルドネ、ピノ・ノワールともに、亜硫酸の添加はプレスや破砕後20mg/Lと発酵後30mg/Lのみの最小限に抑え、濾過も行わず、旨味を最大限保ちながら瓶詰めまで行われます。 世界中の評論家から称賛を浴び、100ポイントのワインを生み出してきたフランシスコですが、彼のワイン造りの信条はいたってシンプル―飲みたいワインを造ること―。「ワインは味を競う大会やテイスティングのために造るものではない。美味しい料理と合わせたり、大好きな仲間たちと一緒に飲んだり、熟成させて楽しんだりするもの。」と彼は言います。ファインワインの歴史に幾つもの偉業を残した天才醸造家の新たな夢は、まだまだ私たちに感動を与えてくれるに違いありません。 スペイン語で「村」を意味する「Puebloプエブロ」。チリ最南端マジェコ・ヴァレーにある特別なD.O.「トライゲン」村のブドウのみで造られるベーシックキュヴェ。ブルゴーニュより冷涼なトライゲン村のテロワールが美しく鮮やかに描き出されています。味わった誰もが驚愕するロープライスの凄まじい逸品です! スペイン語で「ブドウ畑」を意味する「VIÑEDOヴィニエド」。トライゲン村の自社畑ロス・スイソスのブドウのみで造られる1級クラスのキュヴェ。「ロス・パリエンテス」は「親戚/家族の仲間」を意味し、19世紀前半にスイスから移住したベティッグ家の歴史が刻まれたこの土地の、特別なテロワールが存分に発揮された珠玉の1本です! スペイン語で「区画」を意味する「PARCELAパルセラ」。トライゲン村の自社畑ロス・スイソスの中でも、最高区画のブドウのみで造られる最上級キュヴェ。シャルドネ、ピノ・ノワールともに、ブルゴーニュのグラン・クリュを想わせる圧倒的なスケール感と高貴な威厳を備えます。本物を知る人にこそ飲んでいただきたい、究極の逸品です! |
天才醸造家がついに独立「ベティッグ」
絞り込み