深みのある果実味とフレッシュさのある2013年

シャトー・クレール・ミロンは、ムートン・ロートシルトとラフィット・ロートシルトの間という好立地に恵まれ、1985年以降は驚愕するほど品質が向上し、1995年以降は一貫して秀逸なワインを生み出しています。

2013年は変わりやすい天気が続いた年でした。暑い夏の後に水不足に見舞われましたが、カベルネは良好な酸を持つ、満足のいく仕上がりとなりました。過去40年で最も低い収量でしたが、厳しい選果によって、しっかりと高い品質を保持しています。

ラズベリージャムの香りがあふれ、ミネラルやフローラルなニュアンスも感じる複雑なアロマがエレガントに広がっていきます。口に含むと丸みを帯びたアタックで、深みのある果実味、甘く熟したタンニンのある、フレッシュな味わいです。